事業内容|株式会社内野建設

最初に工事で使用する型枠を製造・加工します。
簡単に「製造する」といっても、この段階から構造や寸法など図面を確認しながら、複数の工具を使用し、主な素材である木枠を製造・加工していきます。材料で足りないものがあれば手配してスケジュールを立てて作業をしていきます。
弊社には加工場もありますのでこの作業は主に弊社の加工場にて行われます。

「墨出し」とは、図面に基づき、距離や高さの計測を正確に行い、基準となる位置に印やラインを描く重要な作業です。これは、建物の基準位置を正しく示すことで、構造体（躯体）のズレや歪みを防ぎ、設計通りの精度で建物を構築するために欠かせません。型枠を組み上げる際、この墨出しで定めたラインや印を基準として作業が進むため、わずかなズレも躯体の不整合を引き起こしかねないため、特に精密さが求められます。

型枠を組み立てていく作業では3つのポイントがあります。
型枠の設置位置の確認: 設置場所を正確に確認し、位置が間違っていないかを慎重にチェックします。
型枠の組立開始: 設計図に基づき、型枠材を組み立てます。壁や柱、床などのコンクリートを流し込む形に沿って作業します。
支保工（しほこう）の設置: 型枠が崩れないように支保工（サポートする支柱やパイプ、せき板）を取り付け、安定させます。

組み立てた型枠にコンクリートを流し込む作業は、建築工程の中でも特に慎重を要する重要なステップです。この工程では、コンクリートを隅々まで均等に行き渡らせるため、特に集中力が求められます。コンクリートの重みによって型枠に大きな圧力がかかるため、型枠がその圧力に耐えられるよう、適切な補強が施されているかを確認します。作業中も随時点検を行い、型枠のゆがみや変形が起こらないか注意深く見守ることで、品質を確保しながら安全に作業を進めます。